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スッキリ

和人さんのところで紹介されていた「俳句脳」を買ってみた。
第一部「俳句脳の可能性」での「第二芸術」論に対する反論は実にシンプルで明解。
少しスッキリした。
以下、引用。

桑原のこうした俳句への攻撃に対し、当時の俳句界は騒然となったというが、実りある文学論争には至らなかった。果たして批難された側が受けて立ったとしても、発展的な論争になったかといえば、私はそうは思わない。
理解可能か、不可能か。より優れているのは右か左か。こうした論争の先には、「言語至上主義」における一種の序列構造での評価しかない。それは各々の個性をどんどん弱め、生命力を減退させる非生産的な行為に他ならず、本来文化芸術とはそんな生易しいものではない。

要するに、前節で取り上げた「第二芸術」のような批判の類は、西洋かぶれした眼で〃身内の文化〃を否定的に捉えた域にしか達しておらず、そのような覚悟では俳句の真髄には触れられない。


俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85) (角川oneテーマ21 A 85)俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85) (角川oneテーマ21 A 85)
(2008/08/10)
黛 まどか茂木 健一郎

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ひとまず、今まで自分の中でモヤモヤしていたものが片付いたような気分。
自分的にはこれでもう充分だという気もする。「第二芸術」論、オシマイ。
「第二芸術」論については黛 まどか、茂木 健一郎両氏の対談の中でも触れられているが、もちろん、それは部分的なことで本書は「第二芸術」論に対する反論を目的とするものではない。

桐一葉日当りながら落ちにけり 高浜虚子

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はい、さすがでしたね。一刀両断。茂木氏は芸術評論家としても一流と。

和人様

ホントに。
以前から「第二芸術」論について、とても後ろ向きな評論だと思っていました。
何故、60年たった今も、ことあるごとにこのことを取り上げて同じような議論をしているのかが理解できませんでした。
すっきり。シュクベン、出た感じ。
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