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素直に

「一日十句」11

蜉蝣といふ字しばらく揺れてをる
鉦叩大きな口をたたきけり
姿見に帯掛けておく虫の夜
金木犀とはこんなにも明るくて
いつもより月の明るき石畳
女房の尿する音や秋の水
夕刻の皺兆したる芙蓉かな
人妻の嗜むといふ温め酒
秋水の陰に入りたる光かな
ここに来るつもりはなくて芒原


だんだんヤケクソ。
週刊俳句に掲載されている四人の高校生の句を、たとえば有名俳人の作品だと言われても不思議な感じはしないだろう。
これは、どういうことなんだろう。
人生経験が少なくても、あるいは詩情を持ち合わせていなくても数学の答えを出すみたいに、機械的に名句をつくる方法を心得ているのだろうか。
俳句はそうやって作ることも可能である、ということだろうか。
もっとも机上派にとって俳句作りは言葉を調合しているようなところもある。
匙加減次第ということか。
もちろん、句ができるまでの過程でそれなりの苦労はあると思う。
計算機みたいに瞬時にぱっと答えが出るとは思わないが。
というのも作者が高校生だからそういうことを思うわけで、これを五十歳の俳人が作ったといわれれば素直に感動するに違いない。
これから、彼らがどんな俳句を作っていくのか、いや、もしかしたらやめてしまう子だっているかもしれない。
ただあるのは、これらの句を彼らが作ったという事実だけ。
すると、俳句って何だったんだという感じがしないでもない。
よーするに、俳句やめたくなってくる。
やめないけど...。


EGO-WRAPPIN' 老いぼれ犬の口笛

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こんにちは

面白かったです!また、きますね。

カナ様

ありがとうございます。
今後ともよろしく。
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